民家の軒先など人間と近い環境に巣を作り、穀物を食べず害虫を食べてくれる益鳥として昔から親しまれてきたつばめ。
しかしながら、都市部では自然が開拓され餌となる虫類が減ってしまったことや
過疎地域では逆に人が出入りする建物が減少してしまってこと、
また糞の落下による汚損防止のため、人為的に巣作りを妨害されてしまうことにより
日本においてつばめの生きる環境は圧迫されています。
春から夏にかけて毎年たくさんのつばめがやってくる豊中不動尊では、
2ヶ月ほどの短い期間で巣を作るところから雛を一人前に育て上げる様子を何十年も見守ってきました。
近年は専門家の講師をお招きしてつばめの生態についての勉強会を開催するなどの活動を行なっており
地域の方々にも「毎年つばめが帰ってくるお寺」として認識され
つばめの様子を一緒に見守っていただいております。
お参りの皆様にとっても、つばめの子育ての様子を一緒に見守っていただくと同時に、
晴れの日も雨の日も休まず約1分おきに餌を与えて懸命に子育てするつばめの姿に触れて
命の大切さを学ぶ良い機縁にしていただければと考えております。
活動歴
テレビ大阪「やさしいニュース」に取材していただきました(2020年9月)
日本野鳥の会より感謝状をいただきました(2022年7月)
「つばめに学ぼう」と題したの勉強会を開催しております(毎年6月ごろ)
日本野鳥の会/活動のご紹介に掲載いただきました