大地の響き

大地を真言宗では、大日如来ととらえます。

大地の【息吹・振動・波動】を観じ、大地の上に立つ我々生きとし生けるものすべてが、各々の振動は発信していくことができたなら、こんな素晴らしいことはないでしょう。

私たち人間以外の生きとし生けるものは皆、命の限り精一杯そのものを「生かしきる」ことに邁進しています。お寺で子育てのために毎年帰ってくる「ツバメ」も1時間に約40回も給餌をしています。それでも、天敵であるカラスやムカデ、イタチなどに捕食されることも少なくありません。その天敵であるカラスたちもまた、自分のDNAを繋ぐために命を生かしきっています。

例えば、小さな子供が夢中で目の前のことに取り組んでいる姿を見ると、心が動きます。

感動して心が震えることがあるでしょう。

「たのしい・うれしい・おもしろい」と言う気持ちで自分自身の魂を奮わせることができれば、その振動、波動は間違いなく隣にいる人の魂までも奮わせることでしょう。

大地の波動と共鳴し自分の心を震わせることにより、周りにいる人たちの心も震わせ共鳴させることができるのです。感動を与えることができるのです。

「生かしきる」とは

魂をふるわせ振動させて、自分の存在する役目に「住しきる」ことではないでしょうか。

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