豊中不動尊では、七五三のご祈祷も承っております。
特にシーズンの11月ごろには毎年たくさんの子どもたちにお参りいただいております。
(※9月、12月中も、七五三祈祷は承っております。)
そこで、「七五三とはどのような儀式であるか」、「七五三にお参りに行くときの疑問」
についてお話をさせていただきます。
七五三とは?
日本では古来より、
三歳で「髪置きの儀(かみおきのぎ)」
五歳で「袴着の儀(はかまぎのぎ)」
七歳で「帯直しの儀(おびなおしのぎ)」
の儀式を通して、その年齢に相応しい役目を子どもたちに与えておりました。
子どもたちの成長を祝うと同時に、その年齢に即した「役目」を与えてあげることが子どもの成長につながると考えられてきたのです。
子どもも親も一つの区切りをつけて成長の階段を上る節目の儀式、それが七五三なのです。
節目の儀式を通して、子どもの役目を考える機縁としてくださいませ。
お参りの時期につきまして、「お祝い」の節目ですので基本的にはいつでも良い訳ですが、
古来より11月15日前後でお参りくださる方が多いように見受けられます。
豊中不動尊のご本尊である不動明王様は子どもが大好きな仏様ですので、
このお祝いの節目に、これまでの感謝を報告し引き続き見守っていただけますようにご祈願をいたしましょう。
喪中での七五三でも良いのですか?
当寺では、喪中だからと、ご祈祷をお断りする事はありません。
七五三は、お祝い事(晴れの行事)ですので、きれいな着物を着たり、ご家族で食事をされたりすることから、
故人を送る「喪中」といった考え方にはそぐわないかも知れません。
一昔前までは、「喪が明けるまでは、避けた方が良い」とされていたそうですが、
最近はあまり派手にならないようにお祝いをする方も、増えているようです。
これまでの成長と、これからの健康を願う記念日が「七五三」です。
どうしても気になる方は、すこし期日をずらして当寺までお参りくださいませ。
8歳での七五三って?
8歳であっても、9歳であっても特に問題はございません。
兄弟姉妹のたくさんいらっしゃるご家庭では、弟、妹と共に、お兄ちゃんお姉ちゃんも、何度もご祈祷をされる方もいらっしゃいます。
お祝いは何度行っても良いものです。
そもそも、ご祈祷は受ければ受けるほど、「お不動さん」とのご縁が深まり、しっかりと見守ってくださります。
「七五三まいり」の節目だけでなく「年に一度」は、成長を「お不動さん」に見せにいらしてください。
数え、満?どちらでお参りすればよいの?
どちらでも、お参りくださいませ。
仏事では、数え年で行うのですが、最近では満年齢で行うことも増えているようです。
今年の七五三は何年生まれ?
本年令和4年(2022年)度は、
七歳: 平成27年(2015年)、または平成28年(2016年)生まれ
五歳: 平成29年(2017年)、または平成30年(2018年)生まれ
三歳: 平成31年(2019年)、または令和2年(2020年)生まれ
のお子さんが、主に対象になる年齢です。
数え年、満年齢、いずれの歳でも、お参りください。
子のふさわしい服装、親の服装とは?レンタルでもよいの?
どのような服装でも構いません。
お祝いをする気持ちに差はありませんので、特に正装でなくても、もちろん構いません。
三歳、五歳といえば成長期。
身体つきもすぐに変わり、着物や洋服もすぐに着られなくなってしまいますので、
最近では、衣装レンタルの方も増えておられます。