年に一度の大掃除!〜なぜ必要なのでしょう?〜

も〜いくつ寝ると お正月〜♪

ということで、本年も残すところあとわずかとなりました。
本日は年に年末のお掃除についてお話ししたいと思います。

豊中不動尊でも、毎年12月の上旬に二日間かけて御堂と境内の大掃除をいたします。
いわゆる煤払いと言われる行事ですが、当山では365日毎日お護摩を焚いておりますので、煤払いの煤のレベルが違います。

みなさまもご自宅で年末には大掃除をされる方が多いと思いますが、
なぜ大掃除は必要なのでしょうか?
答えは簡単で、神仏は綺麗なところを好まれるからです。

つまり、大掃除をして綺麗になった家には、綺麗な存在である神仏や祖霊が宿ります。
この状態で玄関にしめ縄を飾りつけます。しめ縄についている白い紙、この紙を御幣を言い、結界となります。この結界によって「疫病神」の侵入を防ぐのです。

また大掃除にはけじめとしての意味合いもあります。
私の1日のけじめは朝の勤行です。これで、朝のけじめがつきます。夜は夜できちんとけじめをつけます。形にこだわることはありませんが、このようにして1日のけじめができてきます。
一年のけじめも同様で、年末に大掃除をすることが、一年を締めくくるけじめになります。
しっかりと「けじめ」をつけるからこそ、新年をスタートすることができるのです。

蛇口の栓をひらいて水を出したならば、必ず閉めないといけません。
何をなすにもけじめが1番大事。けじめのない1日は、だらしのない1日となり、だらしのない1年となります。

けじめの緩みは気の緩み。緩んでいる状態でいい智慧はうまれません。
ぜひみなさま、年末の大掃除をして気持ちの良い新年を迎えましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする